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引越しの魅力に迫る

昔、学生時代にアメリカ人とペンフレンドになったことがあります。

年齢が近かったこともあり、気が合ってとても良い友達になりました。日本とアメリカの違いはあっても、若者の傾向は似たようなものと感じたのですが、一つ大きな違いがありました。

それは、彼女が何回も引越しを繰り返したことです。
日本人の私から見ると、全く必要のない引越しをしているようにしか思えませんでした。引越しの理由を尋ねると、気に入った部屋が見つかった、日当たりが良い、アパートの外観がきれいといった理由にならないような返事ばかり返ってきました。

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欧米人の学生は、既に親から独立している人も多く、自分で部屋を借りている人も結構います。しかし、それでも、彼女の引越しの多さには驚かされました。

普通に考えれば、お金がかかって大変ではないかと思われますが、その辺が日本と事情が違うようです。

部屋代が日本に比べてリーズナブルということもあるでしょうが、日本特有の敷金、礼金、退去費用等の余分なお金も掛からないようです。

その上、欧米社会のアパートは家具付きの住宅が多く、引越しはスーツケース2つもあれば十分という場合も多いそうです。


そんな条件の中で、ペンフレンドの彼女も気軽に引越しを繰り返していたのでした。

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箪笥やクローゼットは勿論、冷蔵庫やオーブンまで付いているので、自分では家具や家電を用意しなくて良いことになります。

こんな話を聞くと、何とも羨ましい限りですが、現在家電メーカーに勤める私にとっては、全く良いことには思えません。

アパートや住宅が、家具、家電付であったら、個人的に家電を購入しようという人が減ってしまうでしょう。

家具や家電が住宅のメーカーや経営者には売れても、一般消費者には売れないことになると、微妙な気持ちになります。
日本は家具、家電付の住宅が殆ど無くて良かったのではないか、こんな問いを彼女に今投げかけたら、何と返事が返ってくるでしょうか。



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